怪文書おばさんになるくらいあさひのこと好きなのいるって聞いたけど誰なん?
ひよりお姉さんだぞ☆
『芹沢あさひと僕』 作:小宮果穂
私は男子中学生。本当に冴えない男子中学生で地味だし友達も少ないしクラスでもあんまり目立つ方じゃない。
春の季節にクラス替えになって、席替えになった時に「あさひの隣~?あいつでいいんじゃね」となりあさひちゃんの隣にさせられた。
その時たまたまあさひちゃんがいなくて「僕の隣の芹沢さんってどんな女の子なんだろう」と思った。
始めて学校に来てあさひちゃんと会った僕は「なんて破天荒な女の子だろう」と思った。
でも冴えない日常の連続で生きてきた僕にとってあの破天荒なあさひちゃんは希望の光になった。
どんどんあさひちゃんに夢中になって行くけどだんだん学校に来ない日とか授業に出ない日があって。
勇気を出して(普段はあさひちゃんの方から一杯話しかけてくれる)「芹沢さん、最近あんまりなんで学校来ないの?」って聞いたらあさひちゃんは「いや~学校とかちょっと飽きちゃったんすよね~」みたいな事を言った。
そこではっとしてショックを受けた。僕にとって芹沢さんがいてくれた時間は凄い、灰色の学生生活だった時間を照らしてくれた明るい光だったのに。
芹沢さんにとって僕は大多数の”一”でしかないんだ。個人として見られてない、つまんないうちのひとつなんだという事に凄いショックを受けた。
こんなに傷つく思いをするなら関わるのをやめよう。
異変に気づいたあさひちゃんが「なんでそんなに落ち込んでるんすか?会いたいなら学校以外でも会えるじゃないっすか。」って言ってからこの世界がぱっと開いた。
学校だけが世界のすべてじゃないんだ。自分の中であさひへの思いが綺麗なものに昇華した。
そんな折にいよいよ芹沢さんが学校に来なくなってなんでだろうと思ったら、アイドルになったらしい。
いつかどこか遠い場所に飛んでいってしまうとは思っていたけども、あっという間にそんな遠くの場所に行ってしまったんだな。
傷心を覚え僕はあの時過ごした時間を大事に胸の中にしまって、僕だけの宝物としてこれからも生きていくよ。
一番後ろの席でサイリウムを振りながら思った。
好き
これコミュ化しろ!
あさ果穂いいぞ~
果穂ではない
小宮果穂と河野ひよりは別人だから…
引用元: http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/gameswf/1575008166/